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こんな日は月でも観に行こう

小さな変化に心を傾けてつづる空観流ひとりごと

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誰も知らない根付に心ひかれて

掌になかにおさまる根付という小さい世界のなかで、大きな変革を起こしたく日々創作しています。そんな毎日の中から、感じたことなど書き連ねています。
現代を生きる根付作家の等身大の姿を身近に感じてもらえたら幸いです。

空観 くうかん プロフィール
根付彫刻師。彫歴14年。宝石会社、化粧品会社での企画・デザイン業務を経て、根付の彫刻を始める。洋の東西を問わず、自らの思想を盛り込んだ題材が多く、独創的な造型感覚が魅力。黄楊や象牙を用いた根付を得意とする。


■作家活動
1997年 根付彫刻を始める
2006年 個展開催
2008年 大阪芸術大学で根付彫刻に関する特別講義に参加

■メディア掲載
2007年 WEB雑誌「SooK」(小学館)にて「笑う根付」として紹介される。
2008年 雑誌「宝石の四季」(CMPビジネスメディア)企画記事で執筆を行う。
 ・199号(空観が案内する根付の楽しみ方/日本独自の美意識・根付)
 ・200号(空観が案内する根付の楽しみ方/現代を盛込み進化する根付)
 ・201号(空観が案内する根付の楽しみ方/根付に見るデザイン)
 ・2009年 「京都清宗根付館木下宗昭コレクション」京都清宗根付館
 ・『大阪芸術大学平成二十年度講義録』

■講演
 ・2008年 「根付アーティスト空観が語る日本の粋・新発見〜日本で生まれた世界の根付」
 ・2009年 「根付アーティスト空観と素敵な仲間たち」
 ・2009年  東京文化財ウィーク 和敬塾特別企画「根付衆名鑑」実演
 ・2009年  和敬塾特別企画「根付シンポジウム」都内大学生を対象に講演
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| プロフィール | 20:59 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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空観

J0006.jpg今日は私の名前の話。
本名は及川昭二で、昭和に生まれた次男坊ということで「昭二」。まぁ、なんて単純なつけ方・・・。
というわけで意味はともかく、音だけもらって、以前は「おいかわしょうじ」で活動していました。

2006年に本格的な作家活動をするにあたり、作家名をつけることにしたのですが、自分の名前というのは難しいものです。いろいろ迷った挙句、ピカーッと閃いたのがこの「空観」です。

何もない(空)なかから、価値あるカタチを観つけていくという意味で名付けました。
彫刻は素材の塊から彫っていきます。
塊のなかに何を見つけることができるか自分でもワクワクします。
この名前には常に前向きに彫ろうとする姿勢も感じられて、初心の大切さを気付かせてくれます。
もともとの漢字の意味は
空・・・小さい窓から天に通じる、見るという意味
観・・・神のお告げを運ぶ鳳の声を聞く、見るという意味
ということでとても気に入っています。

また昭二という名前は、2番というイメージが強いですが、よくよく考えてみると、1番は誰かに譲る奥ゆかしさとか謙虚さがあって、日本的な譲り合いの精神を表しているような気がしています。
ではその1番とは誰か、人智を超えた至上の存在、私の場合美の神ということでしょうかね。
創作に身を置くものとして、美の神を常に意識する立場を教えられる名前です。

名は体を表わすというように、自らの名前の意味の深さに不思議さを感じます。

写真は「雷神」のビフォーアフター。象牙を切り出したところと、荒彫りの状態。
変形している象牙の形状に合わせ、まず顔の位置を基準に彫っていきます。
あなたはこの塊に何が見えてきますか?

| プロフィール | 09:18 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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等身大のことば

もう1年前になりますがインターネットラジオ「NetRadio ラップパウ!」というサイトで私が取り上げられました。今日はそれを紹介します。
私の作品「つき待ち」の紹介や根付の業界について等身大の言葉で話しています。今から見るとこんなことを考えていたんだなと懐かしくなります。

もしよければお聞きください。

別リンクで飛びますので再生ボタンを押せば誰でも聞くことができます。
詳しくはこちら≫

このようなカタチで声で残しておくことができるのは面白いですね。

| プロフィール | 10:03 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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空観の作り方

空観 円満大王新作の創作に集中していたので、ブログの更新ができずにいました。
よく世の中には自分と同じ人間が3人いるといわれますが、もし他に自分と同じ「空観」がいると思うと不思議なものです。
でももう一人の自分がいると思うと楽しいということで、今日はもう一人の「空観」を作る10ヶ条を。

1.根付が好き。全ては根付に通じる(笑)。
2.彫るときは一発勝負。彫るときは慎重に大胆に。
3.朝5時から創作。日の出前の静けさが一番集中できる。
4.刀を研いでいると一番落ち着く。ちょっと危険(!?)
5.傍観者ではなく当事者になって物事を見る。
6.雲を見たらシルエット遊びをする。
7.シャワーや風呂は発想の源。
8.美食が好き。気分も明るく。
9.人と話すのが好き。褒められて伸びるほう(笑)。
10.自称「美の伝道師」。

これが全て当てはまったら、まぎれもなくあなたこそが「空観」です・・・。
それは難しいと思いますが、自分が常に楽しいこと、心地好いと思うことを生業としているためか、よく情熱的とか楽観的な性格だと言われます。
てんびん座のせいかバランス感覚はある方です。典型的なO型でお調子者です。
運命的には「大器晩成」型といわれています(笑)。

写真は「円満大王」。いつでも笑って暮らしたいものです。

| プロフィール | 08:26 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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惹かれ導かれ

tigar.jpg根付に出会う前から、私は根付が彫りたかったのだと思うことがあります。

小学生に入る小さいころに窓の鍵のレバーを見ながら立体のしくみを思い描いていました。絵を描くのがとても好きでマンガなどを写していました。そのうち画家になりたいと漠然と思っていました。10歳ごろにはプラモデルの人物を削ったりパテで埋めたりしながらブルースリーなどの闘う姿などを彫っていたこともあって、中学の彫塑の授業では頭部や手など好んで作っていました。このころから立体に対して興味がありました。

それからよく顔を見るのが好きで、よく友達のちょっとした瞬間の顔を見たり、いろんな表情を鏡に映したりする変わった少年でした。

画家になりたいという夢は、母から反対されたものの、心のなかにはずっと秘めていました。ファッションデザイナーに憧れて東京に出て、文化系の大学に入りました。「芸術は技術じゃないんだよ、コンセプトが大切なんだ」と自分に言い聞かせていました。機会があれば画家になる機会を窺って、アルバイト先の宣伝ポスターや、ウィンドーディスプレイなど自分から行ってました。

バブルが崩壊する少し前に会社に入りましたが、成績のおかげというよりは、アルバイト先で描いていたポスターなどの創意工夫が認められたからでした。宝石会社で店舗企画、ブランド開発のデザイナーとして配置されました。そこでは新しい事業の立ち上げに関わっていたので、デザイン、カメラ、広告、印刷、店舗設計などいろいろな分野の本を読んでは勉強の毎日でした。必要あれば真剣に取り組むもので、結果的には自分の幅を広げることができました。

宝飾マーケットは西洋発信ブランドに関心が高いため、私も西洋文化に興味がありましたが、根付を知ったことで日本文化を見直すきっかけになりました。その時の衝撃が今の道しるべになっていますが、それは伊勢の友人から地場産業としてたまたま根付を紹介されたのが始まりでした。宝石の装飾品としての楽しさや希少さ、またその大きさなど根付に共通することがありました。

大きな企業のなかで働くことは、個人ではできないような大きなプロジェクトに関わることもできます。しかし、僕でなくても企業の仕事は進むものです。そんな自分の限界も知ったことで、自分にしかできないことをしたいという思いが強くなりました。「自分の負える責任のなかで、自分にしかできないことをする」ということを求めたのです。その思いが根付へとつながっていきます。

偶然の積み重ねでここまで歩んできた人生、振り返れば必然の結果にしか思えません。惹かれるように導かれてきた道のり。この先どう歩むか、全く私にも分かりませんが、一つだけ分かるのは、与えられた今が必要あるものだと思って生きることだと思います。遠回りに見える道もゆっくり進めば、まわりの景色を眺めることも小鳥たちのさえずりを楽しむことができる。そんな経験が今を必要のあるものにしてくれるのだと思います。

写真は「知時得機」の途中写真。自称「世界一美しい背中」を目指し彫っていました。長い人生を象徴するかのような背中。

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初心忘れるべからず

空観 彫刻刀正月は生まれ故郷の岩手に戻ってきました。滞在中は吹雪に見舞われ、久しぶりの冬らしい雪景色を楽しんできました。また中学時代のクラス会があり、20年来の恩師や学友たちに囲まれタイムスリップしたかのような気分になりました。私が芸術の道にいることを皆に驚かれました。しかし中学の頃の私の言動を思い出すと納得すると改めて言われると、私自身どんな中学生だったのだろうと不思議にも思えました(笑)。

私は中学の頃には画家になることを密かに願っていたので、そこに原点があったのは頷けます。また生徒会長もしたので、夢や理想を熱く語っていたのを思い出しました。

知らず知らず導かれて根付の道に入り、学生の頃の熱き思いが今の創作に活かされているのかもしれません。今があるのも彼らとの出会いがあったからだとしみじみ思いました。

時間は後戻りすることはありませんが、思い出は遡ります。しかし私はそのときの自分に戻りたいとは思いません。
今が一番いいと思っています。多くの失敗や間違いを繰り返しながら今を迎えているのですから、その間違いを繰り返したくありません。

今が成功しているかと言われれば、そうではないけれど今を潔く認めています。今の経験の積み重ねていくしか前には進めないからです。

能の大成者、世阿弥の晩年の著作「花鏡」のなかで「初心忘るべからず」と書いています。
物事を始めるときに立てた目標を忘れてはいけないという初志貫徹の意味で現在使われることが多いですが、本来の意味は全く違います。物事をはじめたときに味わった苦労をしないように努力を重ね、「初心」の状態に戻ってはいけないというのが本来の意味なのです。

「初心忘れるべからず」、今まで出会った縁に感謝しつつ、今までの経験を根付の道に集約できるよう、今年も前を向いて進んで行きたいものです。

写真は普段使っている彫刻刀たち。この刀たちが明日を切り拓く私の手段。

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