アーカイブ :2009年09月 こんな日は月でも観に行こう

こんな日は月でも観に行こう

小さな変化に心を傾けてつづる空観流ひとりごと

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古根付と現代根付を隔てるもの

venus_up.jpg根付を生業とするものにとって、古根付(江戸時代から明治時代くらいまでの骨董的価値を持つ根付)と現代根付(1970年代以降現代につながる現代作家による根付)の違いや意味について必然的に考えざるを得ません。
または現代だからこそできる可能性を考えたりもします。

古根付と現代根付とで、ひとつ違うことは、現代根付には作家の成長に対する期待が込められていることです。

江戸時代においても名工は自然発生的に突然生まれてきたのではなく、作り手と持ち手の二人三脚によって、匠が極められ、数々の名品を世に残したのではないかと思うのです。
古根付は、その妍を競った当時の風情をしのばせるよすがでもあります。

現代の作家が単に古根付の技術や題材をまねてもその風情がでないのは当然です。

現代根付には過去の遺産をまねるだけではなく、新しい価値観を与えることが必要なはずです。それは模索の道かもしれません。しかしその試みは将来のスタンダードになる可能性もあります。

作家が今までにない「美」を手探りで行なうことは、成功か失敗かという結果を考えて行なうものではありません。だからこそ、その意気込みを見込んで応援してくれる方がいることは大変心強いのです。

古根付と現代根付を隔てるもの…

同時代を生きて、現代根付を見守っていただいている方がいること。
本当に感謝の気持ちでいっぱいになります。

現代根付には、未来の可能性を含んでいます。
未来を閉じ込めるタイムカプセルが根付だなんて、とても素敵ですね・・・

写真は夜明けを意味する「黎明」。ヴィーナスの目覚めになぞらえています。
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