いぬ 十二支之内
「いぬ」
象牙刻、べっ甲、へご H46×W41×D34
日本原産の愛玩犬である、狆(ちん)を作品にしました。愛嬌たっぷりの大きな目、長毛で覆われた姿、肢が細く優美な体型などの特徴を活かして彫りました。古くから宮中や大奥など上流階級で飼育されてきました。
明治彫刻界の重鎮、高村光雲が皇居「婦人の間」の装飾のために4体の狆を彫ったのは有名です。西洋彫刻に対して伝統的木彫によって写実彫刻に挑んだ光雲翁の気概はいかばかりであったろうと想いを馳せながら制作しました。
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| 根付作品 | 17:34 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑