アーカイブ :2014年12月 こんな日は月でも観に行こう

こんな日は月でも観に行こう

小さな変化に心を傾けてつづる空観流ひとりごと

2014年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年01月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

ゴールデン根付アワードの受賞について

ゴールデン根付賞トロフィー先のブログでゴールデン根付アワードの受賞の栄に浴した報告をさせていただきました。

それから1カ月以上が経って、やっと実感が伴ってきたとともに、今まで私を支え応援してくださった皆様のお顔が懐かしく思い起こされ、日ごとに感謝の念が強くなって参りました。
歳の瀬も押し迫ったなか、私なりに今回の受賞に際して述べさせていただきます。

今回のこの賞は、現代根付が単独ジャンルとして扱われ審査された数少ないコンテストであります。根付の単独ジャンルといっても現代根付の技法は、漆芸をはじめ、芝山象嵌、彫金や宝石、製陶、彫刻に至るさまざまな工芸的趣向が凝らされ、百花繚乱の様相を呈しています。小さな根付の世界ではありますが、工芸の粋を凝縮させた奥行きのある世界でもあります。

その意味で私は日本の寺社建築、仏像彫刻から続く彫刻史と工芸史の二つの流れの中で捉える事ができると思います。特に彫刻においては仏像は、インド・ガンダーラを中継としてギリシアヘレニズムにその源流を求めることができます。極東の日本で独自の進化を見せた根付は、実用も兼ね備えた世界にも類を見ない彫刻となりました。

現代において根付は単なる東洋趣味の一端としてだけでなく、西洋彫刻と日本彫刻の対立項のなかでも語られるべきであると思います。現代的であるということには、今生きている人が創っているからという理由だけでなく、今までの根付に新しい解釈と積極的な評価を付け加えていく姿勢が必要です。

現代根付が芸術か、伝統工芸かという議論は別の機会に譲るとして、根付における歴史認識をギリシアに遡るという時間を縦糸に、また洋の東西にまたがる彫刻文化を横糸に織りあげられた根付発展の今を、どちらが足りなくても成り立たなかった現在の根付の世界を、大切に受け継ぎたいと受賞したことをきっかけに思いました。

古きを学ぶことから見えてくる新しき世界。彫刻をすることは、未来を彫り進め、歴史を刻むこと。その使命が私の右手に託されている・・・仰々しいこと笑止千万ではありますが、そんな気概を持って新しい歳を迎えたいものです。
これからもそんな彫りバカ日誌を更新していきますので、よろしくお願いいたします。


スポンサーサイト

| イベント | 11:55 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

| PAGE-SELECT |

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。