夢をかなえる根付 こんな日は月でも観に行こう
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こんな日は月でも観に行こう

小さな変化に心を傾けてつづる空観流ひとりごと

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夢をかなえる根付

hasuenman.jpgこのところ自分探しの旅をしていて、すっかり更新できておりませんでした。自分と向き合うと今の状況に気をとられてしまいがちですが、自分のやりたかった原点に立ち返ると、何をすべきか新しい視点で捉えることができるものです。

今日は、なぜ根付を彫りたかったのかを話します。
根付には伝統工芸としての匠の技が活かされていたり、日本独自の美意識を封じ込めていたり、装いにしゃれた演出を与えたりと、様々な魅力があります。

しかし私が根付を彫りたかったのは、人々の願いや夢や喜びを形にしたかったからです。

油絵でも写真でも他の彫刻でもよかったはずですが、根付を選びました。それはいろいろな理由がありますが、
小さくて、親しみがあるためです。掌にのせて鑑賞するアートは例がないことで、仰々しくないところがいいと思っています。誰しも願いや夢をもって生きているもので、そこに自然と寄り添うことができるのは根付ならではだと思います。

私の名前の「空観」も何もないところに価値を見出すという意味でつけましたが、もうひとつは私の作品では気配や風、音、感情など形のないものを表現したいと日ごろから思っているためです。

人生に何を望むのか、それは生活に目標を与え、経験を豊かなものにします。自分がどこから来てどこに行くのか?そこに愛と喜びがあるのか?自分の人生と誠実に向き合って、魂の声を聞いているのか?

物理学では、エネルギー保存の法則という言葉がありますが、人生においてもエネルギーの総和は一定であるといわれます。エネルギーをよりプラスの方向に持っていき質の高いものにしていくことは誰しも望むものです。

そこに根付作品という途中経過をおくことで、夢にたどる道すじを与えることができるのです。私にとって根付とは、自分の人生の瞬間をつづったアルバムなのです。

写真は見る人まで笑いに誘い込もうとして彫った「円満大王」。以前ポストカードにしたものです。

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