牧神の恋 こんな日は月でも観に行こう
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こんな日は月でも観に行こう

小さな変化に心を傾けてつづる空観流ひとりごと

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牧神の恋

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牧神の恋 H4.8×W4.0
「報われない恋のはじまり」

ギリシア神話の理想郷アルカディアに暮らす、ヘルメスの不肖の息子、牧神パン。陽気で好色家の彼はニンフ(精霊)のシュリンクスを追いかけ、彼が抱きついた瞬間に彼女は葦に変わりました。彼は彼女を思いながら葦笛(シュリンクス)をいつまでも吹いていたという物語があります。それに想を得て、抱きついた瞬間を作品にしました。
牧神パンは、滑稽味や人間味にあふれ、私たちと等身大の存在として憎めないキャラクターです。いつも自分のわがままに愛ばかりを押し通そうとしています。パンが求めれば求めるほど、シュリンクスのように大切なものは一瞬にして消えてしまう、はかないものです。人を愛することに初めて気づいたパンは、初めて自分の愛が盲目であったことに気づきます。愛は求めるものでなく、与えるものなのでしょう。
またこのパンは、多くの芸術家に豊かなインスピレーションを与えました。作曲家ドビュッシーがパンに寄せた曲が「牧神の午後への前奏曲」。また天才ダンサー、ニジンスキーによって「牧神の午後」が演じられました。


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