彫刻家になるには こんな日は月でも観に行こう
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こんな日は月でも観に行こう

小さな変化に心を傾けてつづる空観流ひとりごと

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彫刻家になるには

彫刻家特有の目があると、ふと思う。

物体を立体的に見ること。連続した表面が360度回転して見えてしまう。または立体のなかの重心軸を引いてみたり、見えないはずの骨格や筋肉まで透視してしまう。ここまで来ると少し偏執的かもしれないが、通り一遍の見方だけでは立体にならないから、これは職業病かもしれない。

彫刻の基本は素材となる塊の中から最大限の空間を効果的に使って作品を彫りだすことである。効果的というのは素材の制約に左右されずに実在感や躍動感を出すことと考える。そのため予め完成形をイメージしておくことが大切となる。
単純に言えば彫刻では正面の平面と奥行き(上面図または側面図)が必要になる。これが絵画との違いであるのは当然なのだが、彫刻を志してもこれがなかなか難しいため、この段階でつまづく人も多い。複雑に入り組んでいる場合はなおさらである。

絵画でも遠近法があるのでそこから奥行きを推測できる。彫刻の場合遠近的な奥行きではなく物体の同心円的な距離関係が奥行きとなる。立体を見る場合無意識のうちに回転軸を想定して距離を測っている。

このブログをお読みの皆さまの中に彫刻家を目指す人がいるかもしれないから、改めてもう少し詳しく語ろうと思う。

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