鎖の絆 ケルベロス こんな日は月でも観に行こう
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小さな変化に心を傾けてつづる空観流ひとりごと

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鎖の絆 ケルベロス

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「鎖の絆」ケルベロス
つなぎとめるものは鎖か絆か。

ギリシア神話に登場する地獄の番犬「ケルベロス」は三つの首を持ち、尾が蛇の姿で表されます。地獄から逃げだそうとする人々を獰猛に食い殺すと恐れられた存在です。
私は単に勇ましいケルベロスにするのではなく、この3つの顔に喜怒哀楽のような異なる表情を持たせたく創作しました。天を見上げて笑う犬、空を見つめて吠える犬、地を見て嘆く犬。そしてその3つの首の鎖の束ね支配するケルベロス自身の尾である蛇。「運命の支配は結局自分」といった皮肉を込めることができると思いますが、私は鎖と絆の意味合いを大切に考えました。鎖と絆、どちらもつなぎとめるものですが、鎖は強制的につなぎとめるものであり、絆は引き寄せるものでないかと私は思います。3つの首がつなぎとめられているのは番犬の定めなのですが、鎖によって強力につながれています。でも本当に大切なのは、心を結び、気持ちをつなぐ絆です。このケルベロスは三頭がおもい思いの自分を謳歌しながら、鎖の絆によってではなく、心の絆によって結びつけられた存在であって欲しいものです。人間たちのつながりは、鎖なのでしょうか、それとも絆なのでしょうか?


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