七つ面 こんな日は月でも観に行こう
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こんな日は月でも観に行こう

小さな変化に心を傾けてつづる空観流ひとりごと

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七つ面

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七つ面
~かぶる仮面で生き方もいろいろ~
H3.6cm×D3.4cm×W2.6cm
マンモス牙、ヘゴ 2009年

作品のテーマはいくつもの仮面を選択することで、人生をも自分で変えることができるという期待です。

仮面は太古より神と人間をつなぐ祭礼のなかで使用されてきました。仮面をかぶることで素顔や正体を隠し、神や鬼、または特別な存在を演じることができるためです。そのため、祭りごとには欠かせない役目を担ってきました。
思うに、人生とは、まさに仮面をかぶり運命を演じているのではないでしょうか。人生の切り札となる仮面を選択することで、その後の人生も変わります。またさまざまな仮面をかぶることで自己を抑えられ、社会生活が円満に行くのかもしれません。仮面は内面を隠し、または自己を守るメタファーでもあります。

また作家にとって作品とは、作家がかぶる仮面のようなもの。仮面をかぶることでさまざまな演者に変わることができます。
天使のようにも見える悪魔童子。悪戯っ子よろしくおどけて舌を出す童子が、七つの仮面に囲まれ、どの仮面をかぶろうか選択中です。しかし仮面たちは自分勝手にいがみ合ったり、笑ったり、寝たりと落ち着きません。
歌舞伎十八番之内「七つ面」のように、仮面には作家が今まで創作してきた、代表作品が総出演です。

天愚・・・烏天狗が鼻をつまんで大天狗に憧れるが指を外せばもとの烏天狗。
風神・雷神・・・互いの頬をぶつけ、いがみ合いの最中。
円満大王・・・風神・雷神の横で二人の滑稽さに大笑いの閻魔。
つき待ち・・・頭に月の冠をつけ、ツキが昇るのを待っている兎。
寝子・・・天敵の猫の頭に鼠が乗って寝ているほど、ぐっすり眠る猫。平和と悟りの象徴。
牧神の恋・・・悪魔の尻に下敷きになって、報われない牧神パン。

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