創作が苦手な芸術家 その2 こんな日は月でも観に行こう
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小さな変化に心を傾けてつづる空観流ひとりごと

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創作が苦手な芸術家 その2

090116_2146~0001前回創作にあたり、多くの作家が抱く共通点を書きました。
今回はその第2弾で目標を掲げ、今の自分からどのように変革すればいいのか探っていきます。

解決のための目標
1.作品全体の目的・構成を最初に組み立てられるようにする。創作には無駄なものはないので常にライン1本にも意味や必然性を意識する。
2.テーマに関連する過去の作品、資料などによく目を通し、自分なりの感動を味わう。創作は長い時間高いモチベーションが必要です。
3.あなただけの普遍的な理念を発信する。作品には未来が込められているので社会や時代との共有意識が必要です。

ここで誤りがちなのは、どうして好きなことを作品にしていけないのだ、という方もいますが、多くの場合、自己満足に陥る危険があります。これは創作すること自体が目的になっています。
もし芸術家をプロとアマを分けるのには抵抗がありますがあえて分ければ、創作を目的にするのか、手段にするのかという本質が大きな違いになります。伝えたいテーマこそが大切なのです。創作はそのための手段なのです。

作家は一種の啓示や閃きを感じることで創作を始める場合が多いのですが、表現する大切な要素は「情報を伝えること」と「気づきを与えること」です。
作品を通して社会との接点を持つコミュニケーションのツールのひとつなのです。
そのため、作家が好きなことだけに集中するのは、とかく社会生活からの逃避になる危険性があります。作家は同時代に何らかの変革をもたらすことのできる選ばれし者であることを理解すべきです。

上の3つの目標を達成することができれば、作家の溢れるような情熱と飽くなき探究心を、途切れることなく作品に打ち込むことができます。決して難しく考える必要はありません。こつこつ同じスタンスで向き合うことで見えてくる成長も大切です。成長していく過程も作品の解釈には必要ですから。

では次回からこの3つの目標に関してもう少し掘り下げて紹介して行きます。

写真は何度か登場している「藤壺」の荒彫りの状態。創作5日目のころでこれからが長い道のりでした。

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