創作が苦手な芸術家 その4 こんな日は月でも観に行こう
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小さな変化に心を傾けてつづる空観流ひとりごと

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創作が苦手な芸術家 その4

空観創作にあたり、前回は自分を客観視することを述べました。
今回は目標2についてみていきましょう。
「2.テーマに関連する過去の作品、資料などによく目を通し、自分なりの感動を味わう。創作は長い時間高いモチベーションが必要です。」

これは一言でいえば、自分の殻を破ることです。

多くの作品や関連する情報を取り込むことによって複眼視点でテーマをとらえることができます。ルールを知ることで社会と自分の関係を推し量ります。
また他の作品を見ることは、先人たちの感動を再確認することもできます。そのとき違った感動を覚えたり、違和感を感じたりと意外な発見があるかもしれません。その発見は個人の差異なのか時代情勢などの外的要因かもしれませんが、多くの発見を見つけることが重要です。

いったんルールを頭にたたきこむ→自分のルールに置き換える→自分なりの表現になる→自分の殻を破る

このプロセスはごくごく当然のことなので敢えて書く必要はないのですが、空観流にいえば、創作者は純粋に感動者でなくてはなりません。

他者や社会と自分の関係を探るのは、自分が主体的になるためです。模倣したり、追従するためではありません。安易に成功した作品を真似るのでは感動を与えることはできません。

自らが感動していなくては表現することはできません。
純粋な感動者とは他の要因に惑わされることなく常に自分が中心になる必要があります。
感動することは自分の殻を破るために重要な手がかりになります。

作家は自分の世界に没頭することを好みますが、自分の殻を破るには、自らに突き上げてくる衝動や感動がなくてはなりません。それには常に外界との接触が大切なのです。

写真は制作途中の「藤壺」の後ろ姿。
表側の端正な印象と変わり、背面は源氏への揺れ動く葛藤を表わすように大きなうねりを持たせています。


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