創作が苦手な芸術家 その5 こんな日は月でも観に行こう
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小さな変化に心を傾けてつづる空観流ひとりごと

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創作が苦手な芸術家 その5

hujitsubo2_3.jpg創作に関する目標を掲げることで、自分を客観視すること、自分の殻を破ることを述べてきました。今回は目標3を通して他者とどうかかわるかを考えます。
「3.あなただけの普遍的な理念を発信する。作品には未来が込められているので社会や時代との共有意識が必要です。」

ポイントは、ずれないということ。

他人の評価によって自分の意見を変えない。作家は自らの成長によって考え方も感じ方も変わっていくのは当然のことですが、自分の信条だけは変えてはならない。
その信条とは何か、楽しいことに純粋であること。
常にアンテナを張ってたくさんのものに興味を持つと楽しみはつきません。

他者とかかわる前に、自分の信条を持たないとぶれます。
作家は孤独な存在です。他の人に心を許すことが難しいからこそ、自分の道を究められるのですが、その分だけ不安も人一倍感じるものです。人の評価や好みに振り回されない力強さが大切です。

同時代への関係を理念として持つことも作家の力強さになります。作品は時代を築いているのです。未来を創り出している意識を持つことで作品への取り組み方が変わってきます。個人であれ、共同プロジェクトであれ時代を共有していることが大切です。

今回は作家の心構えについて述べました。作品の魅力の半分は造形やテクニックの素晴らしさだとしたら、あとの半分は作品の精神性が反映されます。

私の心をとらえて離さない作品とは、作品の奥にある「品格」です。作家の本分は作品に名前を残すことでなく、作品の品格を残すことなのです。

創作が苦手な芸術家についてシリーズでご覧いただきありがとうございます。本当に創作が苦手な芸術家とは、私自身かもしれません。今後の私にご期待ください。

写真は完成した「藤壺」の側面と正面から。

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