根付に出会った驚き こんな日は月でも観に行こう
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小さな変化に心を傾けてつづる空観流ひとりごと

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根付に出会った驚き

空観 唐獅子クリスマスイブ、一年で一番ロマンチックな1日です。
今年の私は和敬塾の学生諸君と根付についてのシンポジウムを行います。
学生の皆もわざわざ予定を空けてくれて大丈夫だったのかな?と逆に心配してしまいます(笑)。。

ブログでは自分の考えを整理するために難しいことを言ったりしてますが、学生たちを前に話すということは全く違ってきます。ノーベル賞物理学者ファインマンは「難しいことを高校生にもわかるように説明することが大切」といっていますが、まさに根付を全く知らない学生に分かりやすく説明しなくてはなりません。

そこでまず興味を持ってもらうことを大切にして話そうと思います。
そこで僕自身が初めて根付に出会った時のことを考えてみました。
それは今から14年前、友人から根付の存在を初めて教えてもらったときの感動とは!日本にこんな楽しいものがあったんだ!!と目からうろこが落ちた思い。

小さくて丸くてかわいらしい、それでいて細かいところまで丁寧に彫ってある!!
おっ!裏まで彫ってある。なんで?なんで小さいの??
いったい誰が、何のために作ったの???
まさに疑問だらけのワンダーランド。

そんな衝撃でした。
よくよく見るとそのなかにはいろいろなエッセンスが入ってくることに気付きました。
彫刻だけが持つ躍動感や題材の素朴さやひねり、文化的な素養の高さなど、様々な質問を根付にぶつけると全て答えてくれそうな奥深い世界が根付にはありました。それからどんどん根付の魅力にはまっていきました。

まさに江戸時代の日本の精神性の集約を見る思いでした。もともと北斎に憧れ江戸(東京)に上京した私はファッションと西洋美術のことばかりに気を取られ、日本的な文化を忘れてました。

根付をきっかけに再び日本再発見が始まりました。
海外に行く度に日本の文化をうまく伝えることができなかった悔しい思い出が蘇り、根付を通して日本文化を紐解いていきました。

そんな楽しさを学生の皆にも伝えたいと思います。

写真は根付の魅力を知り初めて彫った「唐獅子」。これだけは今でも手元にとってある空観根付の原点です。

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