カテゴリー :イベント こんな日は月でも観に行こう
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こんな日は月でも観に行こう

小さな変化に心を傾けてつづる空観流ひとりごと

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トークイベント盛況裡に幕を閉じました

三鷹市美術ギャラリーさる2月26日(日)に三鷹市美術ギャラリー 特別イベントとしてトークショーを開催しました。
定員70名のところ103名の来場ということで、熱気に包まれたイベントとなりました。多くの方にお越しいただき誠に感謝しております。登壇をかって出てくれた、伊多呂さん、和地一風さん、栗田元正さん、ご協力ありがとうございました。

第1部は、私が初めて日本美術の奥深さに開眼した際の驚きと衝撃に始まって、なぜ今根付を彫る意味があるのかという使命感を語らせていただきました。

第2部では上述の気鋭作家3名を加えてのトークセッション。創作に対する姿勢や信条を3名の生の声でお届けすることができました。また今後の根付の可能性を感じさせる、濃い内容でした。

質問では「使える根付と使えない根付」の意図について、「創作のモチベーションの保ち方」について、「それぞれのおすすめの作品は?」と様々いただきました。最後に小学生のギャラリーツアーの際に子供たちがとても興味を持ってくれたことをご報告いただき感涙しました。子供たちの素直な気持ちに応えられる作品を生み出すことが、創作家にとって一番の試金石だと思っているのでうれしくなり、ついホロッと。

こうして無事に終了したのもご参加いただいた方、ご協力いただいた方々のおかげとお礼申し上げます。
そして今回の企画を進めていただいた三鷹市美術ギャラリーには感謝してます。

| イベント | 07:58 | comments:1 | trackbacks(-) | TOP↑

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ギャラリーツアーのお知らせ

如意先般ご紹介した三鷹市美術ギャラリーにおいて、私が担当するギャラリーツアーを今週28日(土)に行います。詳細は以下の通りです。よろしければどうぞ足をお運びくださいませ。

江戸から現代にいたる400年の根付の発展を概観しながら根付の魅力をご紹介してまいります。

幾多の衰退の危機を乗り越えてなぜ現代まで脈々と続いてきたのか?
そもそも根付とは何なのか?
根付はどんな風に作られるのか?
根付の面白さとは?
根付作家になるには?
等々、私見もいれながら分かりやすく説明いたします。参加された方からの質問にも答えながら楽しんでもらえるように努めさせていただきます。

次回(2/11)は黒岩明会長となります。今回ご予定があわなかった方はぜひこの機会にお訪ねください。

※写真は展示作品 「如意」2001黄楊

出品作家によるギャラリーツアー
【日時】
①1月28日(土) 11:00〜  及川空観
②2月11日(土・祝) 11:00〜 黒岩明(現代根付作家・国際根付彫刻会会長)
③3月11日(土) 11:00〜  及川空観
【会 場】 三鷹市美術ギャラリー 展示室
【参加費】 無料 ※観覧料が必要です
当日、直接会場へお越しください

| イベント | 11:44 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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三鷹市美術ギャラリーでの展覧会が始まりました。

以前お知らせした、「根付-江戸と現代結ぶ造形展」が本日から始まりました。
私も先日搬入に行ってきましたが、展示が見やすく工夫されていて、また5人の作家コーナーなども多彩で今までの根付の展覧会とは一味違ったものになっていました。それと今回は展覧会図録に力をいれているので、私も楽しみにしています。

根付を「楽しんでいる」というテーマでアトリエ風景やマグカップ、衣装展示まで、私が普段から愉しんで創作していることをご覧いただこうということでコーナー展示してます。他の作家さんが牙彫が多いので、私のコーナーでは木彫用の彫刻刀を展示してます。
三鷹駅南口徒歩1分、よろしければお出かけくださいませ。

私も観覧の邪魔にならないように平日の空いているときに行こうと思っています。
ギャラリーツアーの原稿など取りまとめております。
kukan_medusa2.jpg
展覧会のフライヤー(ちらし)掲載の「メドゥーサ」の背面(こちらも展示されています)

三鷹市美術ギャラリー 公式サイト

| イベント | 16:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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展覧会とイベントのお知らせ

根付 江戸と現代を結ぶ造形関東地区でなかなか現代根付を紹介する展覧会が少ない中、三鷹市美術ギャラリーで「根付~江戸と現代を結ぶ造形」が開催されます。いつも事後報告ですが、今日は来年の展覧会の告知となります。

展示作品は京都清宗根付館所蔵の古根付50点ほど、現代根付250点ということで現代作家のものがメインとなります。時間軸で歴史的にも追えるし、作家の多様性に注目してもよいし、さまざまな見かたで楽しんでもらえる展覧会です。会期は2017年1月14日(土)~3月20日(月・祝)で、時間は10:00〜20:00までと遅くまで開館してます。三鷹駅から徒歩一分なのでアクセスも便利です。

私の作品もいくつかまとまって陳列いたします。私自身の作品解説やアトリエの再現、ファッションとのコーディネートなどの特別コーナーも設けますので、私の世界観を感じていただけるのではないかと思います。

またイベントとしてギャラリートークと講演会も予定されています。
ギャラリートークは黒岩明氏(国際根付彫刻会 会長)と私が担当します。これは来館者の方と館内をめぐりいろいろな作家の作品説明をするという企画です。作家自身の解説を聞くことができるのは現代根付ならではですが、現会長である黒岩氏は宝飾業出身であり、彫刻だけでなく漆も使用する独自のスタイルを持ち、カルチャー教室での講師など多彩な経験と造形表現が特徴で、私とは違った切り口で解説されると思います。イベントの日程は下記のサイトをご覧ください。

講演会は私が進行役となり、今をときめく実力派の伊多呂氏、栗田元正氏、和地一風氏が勢揃い。作家それぞれの創造の源泉と現代における根付とは何かを一緒に探っていきます。どんな内容を引き出すことができるのか、進め方をあれこれ考えているところです。

それと私は関係してないのですが小学生を対象としたワークショップもあり、個人的には子供たちが根付をどう感じるのか、どう表現するのか、とても感心があります。年齢をごまかして参加してみたいくらいです。

それ以外にも多くの根付師たちも積極的に関与していて、単なる作品展示だけでなく作家の個性や創作の側面を立ち上げることで、より立体的な構成を楽しんでもらえる展覧会になりそうです。お近くにお寄りの際はぜひ足をお運びください。

詳しくは三鷹市美術ギャラリーのサイト 
根付~江戸と現代を結ぶ造形

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触れる根付鑑賞会

根付鑑賞会2016

先刻ご案内した東京都文化財ウィークにおいて、視覚障害の方々との根付鑑賞講座を無事に終えました。受講者を二つに分けて、1時間の講演を二回転することで、たっぷりと時間をかけて、実際に触り心地、や大きさ、重さなど感じていただきながら、根付をじっくりと味わってもらいました。皆さんも初めての根付に興味津々で、限られた時間内で、そこまで根付の魅力をお伝えすることができたのかの確信は持てませんが、何かのきっかけになってもらえたら幸いです。

現在の根付は技法の継承に価値があるのではなく、根付から新しい文化を生み出していくことに価値があると標榜する私にとって、自分なりに根付を通した新しいコミュニケーションを育むことができて、とても有意義な体験でした。

根付が提げ物と繋がって初めて実用となるように、人もまた他の人との「つながり」によって新しい文化を発信することができるのだと思います。そのつながりは見えない力であっても、惹きつけられ、化学反応を起こして変容していくものです。改めて人と人の交流の奥深さを感じる一日となりました。

写真は会場のひとコマ。
下は今回の大役を果たしたオールスター。懐かしい面々に、時を忘れ、我を忘れてしばし見入ってました。

オールスター

作品を貸し出しいただいた、京都清宗根付館に感謝いたします。

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触覚による根付鑑賞会

文化財ウィーク2016根付は触覚の芸術といわれながら、なかなか触覚だけを鑑賞してもらうという機会は多くありません。
今回は東京都が主催する文化財ウィークに合わせて、和敬塾からのお誘いで視覚障害を持つ方々への根付鑑賞会を開催する運びとなりました。既に定員に達しているということでここではお知らせだけになりますが、このイベントに関心を持っていただいていることは光栄なことです。

美術鑑賞は主に視覚に頼るため、視覚に障害を持たれる方には存分に味わうことが難しいのが現状でした。そこで根付を通して芸術に親しんでいただこうという趣旨のもと、私も協力させていただくことにしました。根付を通して文化的体験をしていただく良い機会です。これを機に根付の面白さを知るきっかけになれば嬉しいです。私も皆様との愉しいひとときを心待ちにしております。

和敬塾本館(旧細川侯爵邸)は、細川家第16代細川護立侯により昭和11年(1936年)に建てられた、昭和初期の代表的華族邸宅です。貴重な場をご提供いただき感謝します。

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彫刻刀を持たない彫刻教室

美術鑑賞教室

根付が子供たちにどんな未来を提供できるのでしょうか?

そんな問いに応えるべく、小学2年生から中学1年生の子供たちと一緒になりながら学んできました。美術を通して子供の情緒力を引き出し「生きる力」を養うことを目的に掲げる美術鑑賞教室でのひとコマです。

芸術家が作品を作りたくなる気持ちとその活かし方、それと未来志向の時間の使い方など、作家ならではの視点と発想を紹介し、身体を使いながら体験してもらいました。一般的な美術鑑賞とは違う新しい試みです。

子供たちにとって美術の持つ役割を保護者の方にも説明しながら、私自身が彫刻家として果たす責任がとても大きいことを実感しました。根付がどんな未来を刻んでいくのか、世界一伝えたいメッセージを携えて、これからが始まりです。

写真提供:一般社団法人 教育文化振興会 そのさきへ 設立準備室

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フィレンツェで展示されました。

既に開催されていたのですが、今年6月中旬に京都清宗根付館から30点ほどの根付が貸し出され、イタリア・フィレンツェにて展示されました。京都とフィレンツェの姉妹都市の50年の記念事業とのことですが、海外で根付が紹介されることは喜ばしいことです。
清宗根付館をはじめ関係者の皆さまに感謝します。

私の作品からは「飛翔」が選ばれ展示されました。イタリアと言えば彫刻の本場、ミケランジェロやベルニーニなど名だたる彫刻家たちのひしめく、憧れの国でもあります。そこに日本の伝統美が紹介されたのは感慨深いことです。

hisyou.jpg
「飛翔」 マンモス刻 H42×W30×D32mm

京都・フィレンツェ姉妹都市提携50周年記念 ミラノ万博「京都ウィーク」
Florence・Kyoto 50th ANNIVERSARY 2015
EXHIBITION ~COLOR OF KYOTO/京の彩〜  May 22 - June 18 , 2015
主催:ロムアルド・デル・ビアンコ財団

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ゴールデン根付アワードの受賞について

ゴールデン根付賞トロフィー先のブログでゴールデン根付アワードの受賞の栄に浴した報告をさせていただきました。

それから1カ月以上が経って、やっと実感が伴ってきたとともに、今まで私を支え応援してくださった皆様のお顔が懐かしく思い起こされ、日ごとに感謝の念が強くなって参りました。
歳の瀬も押し迫ったなか、私なりに今回の受賞に際して述べさせていただきます。

今回のこの賞は、現代根付が単独ジャンルとして扱われ審査された数少ないコンテストであります。根付の単独ジャンルといっても現代根付の技法は、漆芸をはじめ、芝山象嵌、彫金や宝石、製陶、彫刻に至るさまざまな工芸的趣向が凝らされ、百花繚乱の様相を呈しています。小さな根付の世界ではありますが、工芸の粋を凝縮させた奥行きのある世界でもあります。

その意味で私は日本の寺社建築、仏像彫刻から続く彫刻史と工芸史の二つの流れの中で捉える事ができると思います。特に彫刻においては仏像は、インド・ガンダーラを中継としてギリシアヘレニズムにその源流を求めることができます。極東の日本で独自の進化を見せた根付は、実用も兼ね備えた世界にも類を見ない彫刻となりました。

現代において根付は単なる東洋趣味の一端としてだけでなく、西洋彫刻と日本彫刻の対立項のなかでも語られるべきであると思います。現代的であるということには、今生きている人が創っているからという理由だけでなく、今までの根付に新しい解釈と積極的な評価を付け加えていく姿勢が必要です。

現代根付が芸術か、伝統工芸かという議論は別の機会に譲るとして、根付における歴史認識をギリシアに遡るという時間を縦糸に、また洋の東西にまたがる彫刻文化を横糸に織りあげられた根付発展の今を、どちらが足りなくても成り立たなかった現在の根付の世界を、大切に受け継ぎたいと受賞したことをきっかけに思いました。

古きを学ぶことから見えてくる新しき世界。彫刻をすることは、未来を彫り進め、歴史を刻むこと。その使命が私の右手に託されている・・・仰々しいこと笑止千万ではありますが、そんな気概を持って新しい歳を迎えたいものです。
これからもそんな彫りバカ日誌を更新していきますので、よろしくお願いいたします。


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根付界のアカデミー賞

ゴールデン根付アワード さる11月11日に京都清宗根付館において「根付界のアカデミー賞」というべき第1回「The Golden Netsuke Awards」ゴールデン根付賞が、多くの文化人や著名人のご出席されるなか、グランプリ2名と新人賞1名に授与されました。
 当館が公益財団法人になって初めての記念事業として、この賞は根付文化の素晴らしさを京都から世界に向けて発信していくものです。今後の根付界を活気づけ、ますます現代根付の可能性を広げると共に、連綿と続く匠の技を未来に伝えていくことに寄与する取り組みとして重要な意味をもちます。
 僭越ながら私の作品「夢遊」も高木喜峰氏の作品とともに受賞することになりました。新人賞として関根かぶ氏が表彰されました。表彰式に際しご尽力いただいた関係各位の皆さま、本当にありがとうございます。
撮影:堀出恒夫氏Web site

夢遊

夢遊 ゆめのあそび
ふるさとの大きな空に、夢も大きくはばたく。
象牙 横4.2×高6.1×奥3.0cm

「ふるさと」をテーマにした作品で、今回は木から飛び降りる少女をモチーフにしました。少女が勇気をふりしぼって、大空めがけてジャンプします。すると背中でひるがえるマントからは架空の動物たちが飛び出し、少女の好奇心のようにどんどん羽ばたいていきます。飛び降りる怖さに打ち勝った満足感、希望に満ちた将来への期待感を、少女の笑顔に込めました。

夢遊 背面

| イベント | 22:22 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑

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